今年の春には、
青い山脈に謡われた北摂山脈の神峯山の山中にて、
坐・神峯山寺(座禅と円坐の一日)をひらきました。

古代より、龍の神が宿るといわれる神峯山の地は、  
役行者が神峯山で九頭龍滝の水しぶきが光るのを見て、 
それを目印に神峯山にやってきたという由縁があります。 
九頭龍滝は、今でもひっそりと水しぶきをあげています。 
坐という字はイマス ともよみ、意味深い象形をしてます。 

さて梅雨も明けしらはえの吹く今日この頃となりました。
今年の夏は、大暑を過ぎ、お盆に向かう頃7月28日、
西国街道沿いの梶原へ橋本久仁彦さんをお迎えして、
円坐(非構成的エンカウンターグループ)の1日です。
ちいさなスペースですが、神社の隣りにある庵にて、
からだひとつで円坐になり、1日ご一緒しませんか?

しらはえは、元来は漁師言葉で、
雲の色からの呼び名だそうです。
船
瀬戸内から薩南諸島の海に、
春から夏にかけてのはえを、
マジとかマゼと言うそうで、
桜の季節はサクラマジ、
盆の精霊送りの後に吹く風は
オクリマゼというそうです。

クーラーの風もいいですが
神の息(風)を感じるもまた、
すっきり気持ちいいものです

 夏の坐のスペースに
 まだ余裕がございます

ゆっくりと、ご自分のスペースへと
坐ってまいりませんか?
申込受付中です。お待ちしています

    まつおかひろこ


・・・≪  『梶音きこゆ 梶原で。 円坐の一日』  開催詳細 ≫・・・・・・・

◇  日 時 : 2011年7月28日 木曜日 10時30分〜16時  
◇  参加費 : 一般3000円
◇  坐ファシリテーター : 橋本久仁彦氏 (ptproduce代表 http://ptproduce.com/) 
◇  主 催 : 劇団まざぁりぃふ 世話人:松岡弘子 青木麻由子 場所係:荻原ゆかり
◇  場 所 : たけのこ文庫 (大阪府高槻市梶原1-5-13)
◇  申 込 : メール 
encounter.freespace@gmail.com         
          電 話 080-3786-3037 松岡弘子
◇  ウェブサイト : 
http://blog.goo.ne.jp/piccolo-freespace/
◇  昼食お飲み物 : 各自ご用意ください
◇  会場へのアクセス交通機関 : JR高槻駅・阪急高槻市駅より、高槻市バス利用


◇   たけのこ文庫について :
 

たけのこ文庫は西国街道沿いの古く懐かしい庶民的な絵本文庫です。
可愛らしい座敷わらしが、すみっこで、絵本を読んでいそうな建物です。 
公民館として昔はこの地域の集まる集会の場として使われていました。
たけのこ文庫の隣り畑山神社には神々しいクスノキの巨木があります。
木々多い畑山神社の境内奥は、昼間も薄暗くトトロの森の雰囲気です。

「八百万のかみさんが、あちこちに いてはる」、そんな梶原界隈は、
山の神様、川の神様、街道辻の神様、台所の神様、便所の神様・・
あっちこっちに神様がいっぱいいはります。
たけのこ文庫は今も汲み取りの便所で古い台所に縁側もあります。
景色とアニミズムが融合する梶原は古くはカジオリと呼ばれていました。
淀川で、大風のために梶(=舵)が折れて、帆も失ってしまって、
それで、この梶原の地を、帆無梶折邑(ホナシカジオリムラ)と、
呼ぶようになったという、伝聞があるそうです。
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/new/syoko/html/travel0013.html
まるで田舎のおばあちゃんの家に居るみたいな、
トトロの映像に出てくるメイとさつきの家のような、
たけのこ文庫は、そんな雰囲気です

よかったらいちど、この機会にお立ち寄りくださいね ^^

◇  ファシリテーター プロフィール

■ 橋本 久仁彦 ( はしもと くにひこ ) ■ ファシリテーター/カウンセラー ■

1958年 大阪府生まれ。高校教師時代はカール・ロジャーズの
パーソン・センタード・アプローチに基づく 「教えない授業」を実践し、その後
アメリカやインドを遊学。1990 年より龍谷大学学生相談室でカウンセラーを
務め、様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。

2001年に同大学を退職後、プレイバック シアター・プロデュース(PTProduce)
を立ち上げ、即興心理劇「プレイバックシアター」と、20世紀の革命といわれた
グループアプローチ「エンカウンターグループ」の研究に力を注ぐ。
2007年より、フェンスワークス 代表・田中聡と共同し、プレイバックシアターと

エンカウンターグループを基軸として 10日間にわたり旅を進めるツアー
「オーシャンズ・プロジェクト」を実施。カンボジアやタイへ、精力的に海外遠征
を行っている。

人間同士の情緒的なつながりや一体感とともに発展する有機的な組織作りと、
エネルギーの枯渇しない自発的で 創造的なコミュニティの建設に関心を
持ち続けている。

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みなさま。

表題の円坐の一日(ワンデイ・エンカウンターグループ)は
高槻市のプレイバックシアター劇団“まざぁりぃふ”が主催します。


僕がシアター・ザ・フェンスの代表ですからプレイバックの2劇団が
協力して開催する「円坐」ということになります。


人前での表現・演技をその任務とする役者(アクター)が、
円坐でただ座り、時に沈黙し、時に自らを語り、時に他者の物語を傾聴し、
時に混乱した、感情的で真剣な応酬を引き受けていくということ、


ひとたび結ばれた一座が紡ぎだすオーセンティック(本当の)な関係性や、
人と人の間そのものという目に見えぬ舞台を経験していくことは、
プレイバックアクターやシンクロアクターとしての任務を果たす上で、
得がたい学びとなるでしょう。


縁ある衆生と「ただ坐る」その透明な行為と豊かな有様は、
舞台に生きる人々や、人前で個人技芸を披露し、民衆の生きる姿を愛で、
祝い、寿いできたすべてのパフォーマー(芸能の民)にとって、
尽きせぬ洞察の泉となることでしょう。


まして、坐すことを文化にまで高めた我々日本人にとっては、円坐は
日本固有の自己探求の伝統であり、腹底の坐った日本民族の
生活態度を生み出してきた源(自然)なのだと思います。


僕は、皆様とただ坐るご縁が一座を成していく自然の法則を
ご一緒するたびにドキドキし、尊敬の念を抱き、舞い踊る祭り舞台で
応答したい欲求に駆られます。


僕にとっては円坐のダイナミズム(モノガタリ)を呼び出すことが、
舞踏やプレイバックシアターやシンクロシアターなどの民衆舞台成立
への基礎建築であり、肝心要となっているのです。


          シアター・坐・フェンス     はしもとくにひこ

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こんにちは。くぅです

7月も間近、昼間は夏の陽射しです。急に気温が高くなって、ほんとうに暑いですね。
いかがお過ごしでしょうか。
わたしは夕刻の風待ち遠しく、
山からの夜風につい、気持ちよくなって、うたた寝をしてしまいます。

七月の別名文月は7月7日に短冊に詩歌を書き祈願した七夕行事にちなんだもので、
文披月(ふみひらきづき)からくるそうです。
そうなんですね。 なんだか・・新鮮で懐かしい気がします。

七夕の物語は、万葉集では「織女」とでてくるそうですが、
古事記にも天孫が海辺の八尋殿で機を織る美しい機織女と出会う物語として登場し、
その織衣を、魂を包む神聖なシンボルとした伝承は・・
赤ん坊がいた世界と、この世を結ぶものとして、カミの領域(間)として胞衣(えな)を、
霊的シンボルとした土着信仰を支える、古代の視界と通じるような・・・気がします。

♪笹のは さらさら のきばに 揺れて お星さま きらきら 金銀 砂子
五色の 短冊 わたしが 書いた お星さま きらきら 空から みてる♪

これは幼い頃天の川をさがしては夜空を仰いで歌った大好きな七夕さまのうたです。
ひとはなぜこんなにも自分の歌を求めるのでしょうね 

森羅万象に向かって、シンプルに、本来持っている欲求を呼び興すモノに、
いまいちどゆっくりとアクセスしながら、円坐を設けてすわってみたいとおもいます。

7月28日、第42回ピッコロふりーすぺーすでは、
橋本久仁彦さんをお迎えしまして、円坐の1日をたけのこ文庫にて開催いたします。

昔ながらの建物で冷房設備がなく、あるのは扇風機と、自然風だけです。
汗をかいてもいい服装と、扇子や団扇、手拭いなどもお持ちください。

飲み物など、こちらでも、ご用意いたしますが、
各自昼食と充分な飲み物をご用意くださいね。


さいごに七夕の歌をひとつ 。

天漢梶音聞孫星
 与織女今夕相霜   「万葉集」 

(あまのがわ かじおときこゆ ひこぼしと
  たなばたつめと こよいあふらしも)


では、七夕の月 梶音きこゆ 梶原へ、
そのまま からだひとつでいらしてくださいね


こころより お待ちもうしあげます      まつおかひろこ




さいごまで読んでいただきまして、ありがとうご坐いました ^^