きくみるはなす 逢坂九条 縁坐舞台 2012歳暮公演
遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
梁塵秘抄のこの歌で、
きくみるはなす縁坐舞台は、
堂島川の水辺にたちあらはれました。
シアター・坐・フェンス、2012年最終公演は、
フェンスの地元逢坂(大阪)は九条にアルキます。
ご縁ある皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げます。
きくみるはなす逢坂九条縁坐舞台2012歳暮公演
◇ 開催日 2012年12月26日(水)
◇ 開催時間 19:00開演 (18:30から受付/ 21:00終了予定)
◇ 会場 座・九条 (大阪府大阪市西区九条1-28-20) シネヌーヴォ近く
◇ 参加費 ¥1000
◇ 問い合わせ メール enzabutai@bca.bai.ne.jp 橋本久仁彦
◇ 会場までの地図 本記事の文末に掲載しています。ご参照ください ↓
シアター・坐・フェンス
http://enzabutai.com
きくみるはなす 縁坐舞台とは〜
日本人古来の生存感にもとづく即興芸能です。「ご縁」のある者が、ある日ある所に集い「坐る」。縁坐舞台の人形(ヒトガタ)役者が地域の方々の話す(放す)言葉をていねいに聞き受けます。話し言葉に込められた情念や心境、そして「その時」「その場所」につ(即・憑)いて来たモノガタリが、人形役者の「運び」を鏡(影見)として舞台上にアラハレてきます。やがて移ろいゆく時の間に切なる「面影」が訪れる「現場」が重なって参ります。
ある観察者の言葉
縁坐舞台は、特定の郷土(地域)芸能という形ではなく、各地を漂泊してあるく一座であると思う。一座のふるさともまた、特定の地域ではない。同じ方位へ向かう価値観を分けもち、日ごろは散らばってそれぞれの生計に従事していながら、いったん事あり要請があれば、座長のもとに集まってたちまち一座をなし、事がすめばまた座を解いてそれぞれの根を張るところへ戻る。重要無形文化財にはなりようのない即興であり、地縁血縁もよすがとせず、援助技法や専門性という金看板も背負わない。ただただ、その時・その場を共に生き、共に愉しむことだけを約束として開かれる、一夜の舞台であれば十分。
シアター・坐・フェンスは
“都会の下町の片隅で、何の変哲もないビルの一室で、ひっそりと執り行われる秘儀としての精神劇” きくみるはなす縁坐舞台を毎月継続して行なっている口承即興舞踏劇団です。ここではお客様の言葉を「承る」行為自体がパフォーマンスの構造となり、心の中へ開いてゆく扉としての舞台(磁場)が建築されていきます。特定の場所(雰囲気)や今目の前に “いる” 人々の「言の葉(事の端)」「放し(話)」が人形役者に映(移)り込み、縁坐舞台が 出現します。
【地図】 会場 : 座・九条 (大阪府大阪市西区九条1-28-20)
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