IMG_8678


みなさま

こんにちは。

5月18日摂津峡上の口 原のザールでの、
坐・フェンス 影舞出稽古のご案内です。 

お問合せお気軽にどうぞ。
申込み、受付けております m(_ _)m

松岡弘子



レンゲの花が海の波のように、
揺れています、もうすぐ5月。

徳島は阿南の西方にあった母の生家は、
辺り一面レンゲの花が咲いていました。

春菊のお味噌汁は、
おばあちゃんの味でした。

春菊のお味噌汁の香りと、
家のにおいが、混じると、
自分のなかにいるおばあちゃんがひろがって、
おばあちゃんの中に自分もいるような・・・
「おばあちゃんとの空間になる」というのが、
気分も、自分も、落ち着いて、不思議でした。

お化けとか真っ暗な空間は、大の苦手で、
私は正真正銘の暗闇恐怖症です(笑)が、
おばあちゃんとの空間は、全然怖くなく、
「気分も自分も落ち着く空間である」と、
言っても決して、過言ではないでしょう。
 

世界の微細な色や音、匂いや香り、揺れが、
自分のなかに新鮮に沁み入ってくるのです。


さて、そんな5月に、
民家を改築し隠れ家的な雰囲気の建物の、
小さなクラシックカフェ摂津響ザールで、
シンガーソングライターはしもとりえさんをお迎えし、
ひっそりと、坐・フェンスの影舞出稽古をひらきます。

原を終の住処とし、
そこから「食べる」こととともに、
生きていく歩みとしておられる小山千郁さんに、
原の畑でとれた野菜でおばんざいをつくっていただきます。

以前、夕暮れ時の原の風景をながめながら、
小山さんにお話を伺ったことがありました。

彼岸の故郷の風景が、原の風景に重なり始めて、
ぽそっと出た声はいつまでも余韻がありました。 

「この原に やっぱり 来てよかったなあと 
この頃 すごく 思うようになって

夕方になると また 夕暮れがね
きれいなんですよね すごく

朝 七時になると鐘の音が鳴る 

またその音が 
なんとも言いがたいんです 

なんか 鐘の音は
後にも ずーっと残っているんです」

夕暮れ時、お料理を一緒にいただき、
ご縁のまま、円坐に坐り、二人の間の影舞が、
時空をこえ、黄昏れゆく人と人の間に置かれると、
どんな縁坐影舞空間が、
さて、あらわれてくるでしょうか。


口承即興 〜 縁坐影舞空間    坐・フェンス    くぅ 


 皆様へ。

今月5日は、逢坂高槻の古民家・安田邸にて、坐・フェンスの影舞出稽古を行いました。

安田邸の庭園の、しだれ桜や椿の木の下、池のほとりなどで行った縁坐影舞に、
安田邸ゆかりの方々や、隣の田中寺(でんちゅうじ)の坊守さんな
人間味あふれる個性的な地元の方々が集ってくださいました。

椿の木の下で舞った影舞では、二人が指を合わせた最初と、お辞儀とともに影舞空間が閉じてゆく終わり際に、
大きな椿の花が 「ぽとん」 と落ちました。

それは見事な 「椿の花の 落ちる 時の合い間」 でありました。

客席から、「椿の花が落ちるのを初めて見た!」 と言う声があがりました。

僕も同じ思いで見ていました。
椿の花が落ちるという「現象」は、どなたでもきっと「認識」することができるだろうと思います。

しかし、お客様がお声を発したのは、

「椿の 花が 落ちる」 景色を 「見た」 のは このたびの私の人生で初めてであった、

という表明であろうと思います。

その方にとっては、今、「椿の花が落ちるのを初めて見た」 私であった。

すなわち、「今、初めて 私であった」 のだと申し上げたいと思います。

「椿の花が落ちる」 景色は、その刹那、この現世を生きる我々の「裏返った身体(空ダ)」であり、
新しいカラダ(景色)のあらはれを寿ぎ祝う彼岸の世界からのお囃子(はやし)でもありましょう。


安田邸での出稽古を終えて、一息ついたとき、安田邸に出入りの庭師であり、優れた絵師でもある方が、
返礼にと、離れの茶室でお茶をたててくださいました。

岡山から来てくださったご婦人も茶の心得があり、作法の一つ一つを我々に教えてくださいました。
ていねいなお辞儀を重ねながらいただく伝統の喫茶の時空間は、我々のような小さき道々の者にとっては
大変おいしく、またうれしくいとおしく、しあわせな味わいがありました。

安田邸のたたずまいと、その土地とひとつになって生きる人々から降り注ぐ「慈悲のお茶」を頂いたと思います。

僕の人生にとっては第一級の、一片の悔いもない美しい時空間を皆様とご一緒できたこと。
あの世まで持参できる大切な「履歴」となりました。

ありがとうございました。


   口承即興~縁坐影舞空間 坐・フェンス  はしもとくにひこ




次回の坐・フェンス出稽古は、趣きを一転して、クラシック喫茶「摂津饗Saar(ザール)」で行います。


坐・フェンス 影舞 原の出稽古 ~原の野菜のおばんざい料理付~
 
◆ 日時 : 5月18日(木) 18:30〜21:30
◆ 場所 : 摂津響Saar (大阪府高槻市原)
            JR高槻駅北口から市バスで15分「上の口」下車。徒歩2分
◆ 参加費 : 3500円 (お食事込み)
◆ 定員 : 12名 要予約

お申込み先 enzabutai@icloud.com 松岡弘子まで
 
 
・・・ JR高槻駅から、会場までのアクセス ・・・
 
高槻市営バス JR高槻駅北 / のりば1番 53 原大橋 行き ・ 54 上の口 行き もしくは、
JR高槻駅北 / のりば2番 60 田能 行き ・ 61 中畑回転場 行き ・ 62 二料 行き ・ 63 杉生 行き
に、ご乗車ください。 「上の口」停留所下車。 北西へ向かって徒歩2分。 右手に民家風建物が見えます。