みなさま

春 かぐや影舞 お彼岸円坐のご案内です。


昨年の三月、
作家の石牟礼道子さんが他界されましたが、
その石牟礼道子さんの文学世界というのは、
とても彼岸的でありながら、
とても身近な物語的でもあります。

石牟礼道子さんはとても凄い方なのに、
なぜこんなに物語を身近に感じるのでしょうか?


「悶え神」と仰る相悶的なまなざしのおかげで、
悶える此の身も同時に浮かばれてくるからだと、思います。


人によっては、
論理的に整理されていなくて、
概念的な見地からすると、
妄想だと見る人もいるかもしれませんが、
わたしにとって石牟礼道子さんの世界は、
とても筋が通っていて、見透しがいいし、
そのひろい世界にすっと入り込んでしまいます。

この石牟礼さんの新鮮で豊かな世界観の源は、
未二観の構造と同じだとわたしは見ています。
石牟礼道子さんの作品は、
最初から、筋書きを用意しているのではなく、
あるシーンを書かないと、次が出てこなくて、
書くことによって「物語」が生まれて来ると、
渡辺京二氏は石牟礼さんの口述筆記の経験から、
石牟礼道子さんの物語性の秘密を述べています。

さらに石牟礼さんの時間は、
一本のゲージの付いたスケールではなく、
おおきな球体のような空間になっていて、
渡辺京二氏は、石牟礼道子さんの文体を、
「縁起」という言葉で表現されています。


わたしには、
石牟礼道子さんのまなざす彼方への光に、
彼方からおとずれ聞こえてくる音を、
物語に紡いで機を織っているようにも思える、
そんな風景があります。


そんな辺りから、
この三月の春のお彼岸中日、
かぐや影舞 彼岸円坐開催のご案内申し上げます。

別名 彼岸タクシー (オデッセイ) で、
皆様と乙訓 (オトクニ) を巡礼したいと思います。


前回の秋のお彼岸円坐は、
大阪と京都の境にある山奥のお寺から洛西の竹の径まで乙訓(オトクニ)の地を旅しました。
わたしは若いころ数年間、
家族と乙訓長岡京に住んでいました。
バイクでよく走った、懐かしい道を、
坐衆の方々とともに、
影舞や未二観、車中円坐で巡礼いたしました。

しと しと しと、と・・雨降るなか、
こんなに幽玄で、
賑やかな秋のお彼岸はうまれて初めてでした。


今回も守人は、橋本久仁彦さんです。
彼岸タクシーの募集定員は4名です。

集合場所の詳細は、
申込み後、追ってご連絡いたします。 

それでは、
ご縁ある方のお越しをお待ちしております。


松岡弘子


< 開催要項 >

・日時 : 2019年3月21日(木祝) 春のお彼岸中日
           10時JR高槻駅集合19時JR向日町駅解散

・守人 : 橋本久仁彦さん

・参加費 : 1万1千円 (お昼の軽食等 含む)

・持ち物 : 録音機器 懐中電灯 歩きやすい靴

・申込 : soumon.enza@gmail.com 松岡弘子
           参加動機・お名前・住所・生年月日
           ご明記のうえ、上記のアドレスまで