各位。

 

ゆうべは影舞山月記(鬼)のクラスが新たに始まり、今日からは生駒石切で「円坐の生と死」の8か月間の旅路が

始まる幕間にいて、この文を記しています。

大きな仕合いの前の、この張りつめたひとときが好きです。

 

影舞山月記(鬼)では、常に舞台に立ちながら、「私の生死」や「私の有無」を味わっています。

ゆうべの舞台のように、影舞がたとえようのない美しさを湛え、我々の魂が魅入られるとき、そこには何があるのでしょうか。

 

無垢の「舞い方」となって舞う「方々」が、舞台空間の「方々」に広がり、客席で観る我々に空気感として射し込んで「来る」。

物理的な舞台空間がふくらんで上昇し、重層する異空間への「方向性」となる「とき」、それを影舞の「華」と呼びます。

 

「華」とは時間が薄くなった「空間性」のことで、その「とき」空間は歪んで、実質をもった「方向性」となっています。

舞い方が、舞台上で華となる「とき」、そこには時間が無く、空間もなく、客席の人々に向かって射し込んでくる方向性だけがある。

より実感の伴う言葉で言えば、「まなざし」だけがある。

これは舞っている本人がまったく「気づく」ことのできない「まなざし」です。

 

その「とき」、見ている我々は、またたくまに魅せられ、賦活され、刷新されています。

我々はその「とき」にのみ、生き返り、目が覚める。

 

このまなざしの道、目覚めの道(未知)が縁坐舞台の肝心要です。

そこから振り返って還り道、再び時間と重力と景色が生じた時、

その「とき」の「目覚め」は眠りについて「我々」という夢となる。

 

これが縁坐舞台という結界の「外」、すなわち「この世」です。

 

影舞によって(依られて)実体のある方向性となった舞台空間、

あるいはまなざしで満たされた舞台空間のことを「様(さま)」と名付けます。

 

影舞山月記(鬼)では、お互いに舞台上の「様」を見合い、仕合って、お互い「様」となります。

「様」は、「作品」のようには残らず、時間の中で通用するような評価や価値を持ちません。

「とき」満ちて、通常の時空間は歪み、裂け、そして咲く華が「様」です。

 

華が咲かなければそれは「無様」であり、ざまァ見ろ!という時の「ざまァ」でありましょう。

ゆえに僕などはいつもお辞儀をし、土下座をしております。

 

土下座をしながら舞台で仕合うことを続ける旅路をドサ廻りと言うのならば、

僕の仕事は正しく「円坐影舞ドサ廻り」であると思います。

 

今月23日土曜日、大阪高槻の「南風楽天」にて影舞の「様」を仕合う祭りがあります。

ちなみに23日は僕の「月誕生日」です^^。

 

史上初となる記念すべき “影舞「様の祭り」” に僕もひとりの影舞人として参上いたしますが、なんと。。

僕の娘と息子、そして妻がそれぞれの「様」を仕合うためにこの日、南風楽天に集結し、舞台に上がります。

僕にとっては人生で初めて、家族全員で影舞舞台を仕合い、お互い「様」になります!

どんな「様」になるかしら。ドキドキ。。今から土下座しておきたい気分です。。

 

 

                       橋本一家 影舞父さん   はしもとくにひこ

 

 

 

 

みなさま

11/23土曜の祝日に “縁坐舞台 影舞 「様の祭り」” を開催いたします。
前回の円坐いろは 〜 影舞夏祭りは、真夏の盛りの開催でした。
広島、静岡、名古屋、京都、兵庫、そして大阪の各地から、熱き影舞人がご参集くださいました。
誠にありがとうございました。

名古屋からお越しくださった方々が
「名古屋にはない大阪独特の泥臭さが新鮮です」
「表面的な影舞とは全然違います」
と仰られ、
幕間の短い時間でしたが、
舞台観を語りあいました。

とても有り難い言葉でした。

縁坐舞台に真剣に立つ者ならば、
何がそこに込められているのか、
即わかる言葉でありました。

あれからもうすぐ三ヶ月、
季節はめぐり、
すっかり秋になりました。

秋深まるなか、
来月の下旬11月23日に、
今回は、橋本久仁彦さんと共に、
縁坐舞台 影舞 「様の祭り」 を開催いたします。

影舞や縁坐舞台を、
真剣に観てくださる御客様から、
「なにか宗教ですか?」
「これは能の世界と同じですね」
「巫女さんみたいだ」
という言葉をいただくことがあります。

真剣な影舞の舞台の無垢性は、
宗教以前のアニミズム信仰や、
縄文時代の土着神に直結する、

あるいは、鎌倉時代の悪党や、
芸能の民が引継いできた魂が、
おのれの心身を裂き、砕いて、

咲け、咲け、咲け、咲けよと、

刹那に叫ぶからではないでしょうか。

影舞は実際に大声で叫びません。
むしろ、言葉は発せずしずかに、
相手を観て対坐します。

そこでは、もうすでに、
ふたりの真剣な仕合は始まっています。

と同時に、

指先がふれるまでの間に、
実は全て終わっています。

お辞儀が影舞の肝心です。

親や師や敵を敬わず、
不満を吐き散らす人に、
このお辞儀を伝えても、
伝わりません。

影舞が咲くのは、お辞儀如何です。

そこで、

本気の舞台、

他流舞台の仕合など、

いちど本気で試みてみたいと考え、

参加者・出演者・スタッフ・守人の間で、

居所や景色を確認、仕合いながら、

“縁坐舞台 影舞「様の祭り」”を鋭意企画しております。


皆様のご縁を、スタッフ・守人一同お待ち申し上げております。




                               縁坐舞台 影舞 「様の祭り」
                        メインスタッフ 橋本 悠
                            円坐守人 橋本 久仁彦
                            円坐守人 松岡 弘子

 


南風楽天縁坐舞台 守人 松岡弘子




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【開催日時】

2019年11月23日 土曜祝日
10時~17時 開演時間
17時~20時 寄合

【開催会場】

食堂 南風楽天(大阪府高槻市高槻町1-23)


【参加費】

1万円 (寄合飲み物代実費)

【縁坐舞台 守人】

橋本久仁彦 

松岡弘子


【縁坐舞台 メインスタッフ】

橋本悠

【申込先】

soumon.enza@gmail.com 松岡弘子まで

【第一幕】

特別ゲストによる京舞
返礼の影舞の縁坐舞台

そして、

特別ゲストの方に影舞の舞台空間、「様」 を即興で置いていただきます。
⇒「様(さま)」とは影舞によって生じる舞台空間のことで、未二観の15分の空間や円坐の結界空間と通じています(橋本氏談)。

【第二幕】

(四分間の未二観空間から影舞舞台空間、「様」へ)

参加者の方でふたり一組になっていただき、
舞台上で四分間づつの未二観をしていただき、影舞の舞台 「様」 を全員で観合い、仕合って、「様々」となります。

【第三幕】

橋本久仁彦氏の影舞稽古や観二観・縁坐舞台・守人稽古を受けられた方に、
実際に「様」を作っていただき、
おのれの人生とともに舞台に立ち、
そのままの姿でありのままを影舞い、
関ケ原合戦のように、
影舞舞台「様」どうしの合戦=「お互い様」を執り行いたいと考えています。

現時点での、
やりきりたいこと、
企画するにあたって提案させていただきました。


現場は円坐です。

どうなるかはわかりませんが、
さいごは、方々、様々への御礼、手向けとさせていただきたく、

松岡弘子と橋本久仁彦氏の、
令和元年11月23日の「様」 を、南風楽天の舞台上に置かせていただきます。


                            以上。